単行本第1巻が4月13日に発売となった
「鉄刻の清掃員さん」。
その作者である土屋計先生は
デジタルが主流の今、
フルアナログで作業をしている。
今回は単行本発売記念に土屋先生の
アナログへのこだわりについての
インタビューをお届けします!
― 「鉄刻の清掃員さん」ではアナログで作画をされておりますが、何かこだわりはあるのでしょうか?
土屋こだわりというと大げさですが、私の場合は単純に「デジタルは難しい」という理由です。
実は一度デジタルにも挑戦してみたのですが、絵との距離感がつめなくて…。
アナログだと眼の前に紙があってそこに直接描き込んでいくわけですが、そこがどうしても間接的に感じてしまったので。
― アナログ作画の長所はありますか?
土屋先程の話にも絡んで来ますが、直接的に描き込んでいく感覚なので印刷時にも自分のイメージした絵にかなり近い表現になります。
― 逆に短所はありますか?
土屋単純に時間がめちゃくちゃかかりますね。
背景やトーンなどは特に。デジタルに移行した友人の話を聞くと羨ましく思います。
また、最近地味に辛いのが欲しいトーンが画材屋さんに売ってない、売られなくなってしまっていることもしばしば…。
― 画材道具は何を使われていますか?
土屋特別なものは特には使っていません。
私はつけペンが苦手なので、主にミリペンを使っています。
乾かないうちに擦ってしまい、原稿用紙を汚してしまいがちなので…。
それとトーンとカッター、ベタインクとホワイトという最低限のものくらいですね。
― アナログ作画の楽しいところ、面白いところを教えてください。
土屋一発勝負感です。ペン入れ時の緊張感がすごいです。
ミスをしたらその修正に更に時間がかかってしまいますし、最悪1ページ丸々描き直しということもあるので。
でもそれこそがアナログの醍醐味でもあると思います。

―画面づくりで大事にしていることはありますか?
土屋ライブ感というか、生々しさというか、そういうのを意識しています。
舞台を観ることが好きで、役者さんの出すエネルギーみたいなものを漫画で表現したいとは思っていたので、そういった意味でも熱量を直接原稿用紙に載せられる気になるアナログ作画は性に合っていると思います。

― 作品についてお伺いします。「鉄刻の清掃員さん」どのようなきっかけから生まれたのでしょうか?
土屋元々派手なアクションのある映画が好きで、自分でも描きたいと思い当時仕事にしていた「清掃」とかけ合わせてみた、という感じです。
― 武器や想人などのデザインのポイントはありますか?
土屋「なんだこれ!」という感情を読者の人から引き出したいと思っています。
あまりに大きいと思わず笑ってしまうような、バカバカしいけどかっこいいとどこかで感じてもらえると嬉しいです。
― インタビューは以上になります。ありがとうございました。

土屋計先生直筆サイン入り『鉄刻の清掃員さん』
コミックス第1巻を抽選で3名様にプレゼントいたします。
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2018年5月6日(日)

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